このカテゴリでは、貿易や輸入ビジネスに関する実務的な知識や手続きの流れを詳しく解説します。インボイスやパッキングリストの作成方法、輸入通関、関税制度など、実務担当者が現場で直面するリアルな課題をわかりやすく整理しています。

インコタームズ2020で定められた最新の取引条件とは。変更点も解説
インコタームズ(Incoterms)は、国際貿易におけるトラブルを防ぎ、取引を円滑に進めるために欠かせない国際的なルールです。そして、2020年に改訂された最新版「インコタームズ2020」では、時代の変化に対応した内容が追加・変更されていま...

Telex ReleaseとSurrendered B/Lの違いと活用法
前回記事で、輸入貨物を受け取る際に、B/Lの原本が届かず、貨物が迅速に受け取れないケースがあるということを説明しましたが、これを回避するためにSurrendered B/Lというものを活用します。古い言葉ですが、このような取引方法はTele...

船荷証券とはなにか。Bill of Lading (B/L)
船荷証券(以下、B/L)は、船会社が輸出者から受け取った貨物と引き換えに発行する有価証券です。船便または航空便の輸入では、輸入者がB/Lのやり取りをする必要がありますので、流れを理解する必要があります。なお、DHLやEMS、Fedexなどの...

コマーシャルインボイスとプロフォーマインボイスの違い
※初出2015年の本記事の内容に、一部不正確な記述があったため、2025年にファクトチェックとリライトを行いました。インボイス(Invoice)とは、輸出輸入申告の際に、税額の計算の根拠となる書類のことです。輸出入の当事者同士においては納品...

LCL貨物とはなにか。混載便の利点と問題点
貿易の際は、コンテナを使って輸送するのが一般的です。しかしながら小口輸入では、最小でも20フィートあるコンテナには貨物の量が少なすぎるのです。この場合、他社の小口貨物とともに同じコンテナに詰め込んで輸送する方法があり、これをLCLといいます...

事業者でさえ誤解しているPSEマークのこと
施行されて久しい電気用品安全法ですが、PSEマークにまつわる様々な誤解が存在します。事業者の間でさえ、PSEマークについての間違った知識が蔓延している現状で、消費者が電気製品の安全性を意識したり、賢い買い物ができるはずがありません。実際にど...

輸入の製品価格に使うFOBやCIFとはなにか
海外の製造工場との価格交渉で避けて通れない「受け渡し条件」。インコタームズ2020という国際的な統一ルールを元に、輸入のプロセスの中で、どこからどこまでの費用を、売り手買い手のどちら側が負担するのかということを決める必要があるのです。それが...

貿易で使う輸送方法を3種類説明してみた
商品を輸入するときに輸送方法はどうすればよいのか、どれくらいのお金がかかるのか、代表的な輸送方法を3種類説明しました。結局、どの輸送方法がどれくらいコストがかかるのかを予測し、納期も含めて最善の方法を選ぶことになります。事前にどのような方法...

輸入ビジネスとは何かをはっきりさせようじゃないか
当社の事業のひとつに輸入があります。いま、輸入ビジネスと称してせどりを指南するいわゆる情報商材がありますが、はたしてせどりを輸入ビジネスとカテゴライズしてもいいのでしょうか?一般的な輸入と輸入せどりは、手順的にも技術的にも大きく違います。輸...

輸入せどりはなぜ儲からないのか
株式会社アリアファームでは、この輸入せどりという手法は一切使わず、利幅の大きい商品をできるだけ小資本で導入できるような商品企画をご提供します。本記事では、一般的な輸入せどりはなぜ儲からないのかという視点で、理由と解決策、せどりの問題点を記載...

輸入事業を始める前にやっておくべき3つのこと
取り扱う商品によって、必要な手続きや届け出が存在する場合があります。また、取り扱いの許可を受ける必要のある品目もあります。また、会社ではなく個人として輸入事業を始める場合、個人事業主として活動することになるため、開業の手続きが必要です。個人...